2014年1月31日

医師とサクラとパターン認識

「医師は、パターン認識のプロである」
医学部2年生の時だったか、組織学の教授のこの言葉が妙に鮮明に頭に残っている。

ところで、もうすぐ2歳のサクラのパターン認識では、
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これがアンパンマンに見えるらしい(笑)

試しにもっと変なものを描いてみたところ……、

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これすらも、
「アンパンマンだ!」
と喜んでいる。

どうなっとるんじゃい!!(笑)

お姉ちゃんサクラ

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大好きなサボさんを寝かしつける(笑)

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コッシーも(笑)

2014年1月30日

生き方を決めるのは誰か

人間関係で辛い思いをして休職や退職をしたり、病院に入院したりする人たちがいる。そして、復職や職探しをしたり、退院したりするにあたって、
「また同じような目に遭ったらどうしよう」
と心配する人が多い。
「先生はどうしたら良いと思いますか?」
と、こちらの判断を問われることも頻繁だ。これに対する俺の答えは、たいてい以下のようなものだ。

人間関係や社会生活というのは水泳のようなもので、痛い目にあうというのは「溺れる」ということである。溺れた人は陸に上がって休まないといけないし、その人たちが海や川を怖がるようになるのは当然のことだ。しかし、怖いからといって水の中に入らなければ、いつまで経っても泳げるようにはならない。ただし、人の生き方にはいろいろあって、海や川から遠ざかって暮らすという人生だってある。思い切って水の中に入ってみるか、それとも水には近寄らないでやっていくか、その生き方を決められるのは、あなた自身しかいない。

これは、受け手によって厳しくも優しくも感じられると思う。きっとそれは、その人の心のありようと関係している。
「仕事になんて戻りたくない。でも医者が戻れというのなら仕方がない。そのかわりうまくいかなくても、その責任は自分にはない」
などと思っている人には、「あなたが決めなさい」というメッセージはかなり厳しく感じられるだろう。
「生きている以上、仕事には戻らないといけないのだろうか……、でもその自信がない……、できれば今のままでいたい……、これは甘えだろうか……」
と悩んでいる人が、そういう生き方もあると言われれば多少は救われるかもしれない。
「戻りたい、怖い、でもやっぱり戻りたい、怖いけど戻りたいんだ」
と、振り子が復帰のほうに傾いている人なら、「水に入らないと泳げるようにはならないよ」と背中を押されるほうが勇気が出そうだ。

同じようなことを話していても、相手がどう受け取るかは意識している。そこから新たな医師患者関係(という人間関係)ができてくるし、さらに一緒に練りあげていくのが良くも悪くも診察室の雰囲気だろう。


はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか

はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか
篠田節子の短編小説集。一日で読み終える分量ではあるが、いずれも秀作で、プッと吹きだしてしまうようなジョークもあり、読み飽きることがなかった。

蔵書決定。

お馬に乗って

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この馬の乗りこなしが、臆病者のサクラにしては前後に振りまくりでとにかく凄い。

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2014年1月29日

ステロイドを飲む人や家族、それから医師にもぜひ知っておいて欲しい大切なこと

副腎皮質ステロイドは様々な疾患の治療に用いられ、非常に優れた治療薬ではあるが、副作用もいろいろあって、その中の一つにステロイド精神病がある。この副作用は時に重大な結末(自殺)にも至るため、ステロイドを使用する医師は絶対に知っておき、かつ処方する際に意識しておかなければいけない。

ステロイド精神病は、プレドニゾロン換算で1日40mgを超えると発生頻度が数十倍にも上昇する。その状態像としては、躁状態が35%、うつ状態が28%、躁うつ混合状態が12%で、せん妄が13%、精神病性障害が11%である。
ステロイドの使用開始から発症までの期間の中間値は10日前後だが、4割が最初の1週間に、また2週間以内に6割、6週間以内に9割が生じる。それ以降の発症も稀ではない。
精神科治療学 Vol.25増刊号 今日の精神科治療ガイドラインより)

これまで俺自身がステロイド精神病と診断した患者は3人、引き継いだ患者が1人いる。うち2人が眼科疾患、1人が腎炎、1人が顔面神経麻痺に対してステロイドを内服していた。また、2人がうつ状態で、残り2人が躁状態で発症し、うつ状態で発症したうちの1人は初診から約2週間後に自殺した。

俺が診断した3人のうち3人ともが、ステロイド内服開始にあたって医師からステロイド精神病に関する説明をされていなかった、あるいは、されたかもしれないが覚えていなかった。ステロイド精神病は、ステロイドを徐々に減らしたり中止したりすることで多くの患者が改善する。先述したように、放置すると自殺という結果もありえる。だから、最初に説明しておくことは非常に大切だ。またステロイドを飲んだ人の様子がおかしい時に「薬剤性かもしれない」という予備知識があるだけで、本人も家族も余裕をもって対応できる。

以上、ステロイドを高用量で内服する人や家族はもちろんのこと、処方する医師にも、ぜひ知っておいて欲しいことである。

コンタクト・ゾーン

コンタクト・ゾーン〈上〉
30代後半の女性3人が、東南アジアのリゾートへ行ったところ、そこの内乱に巻き込まれ、命からがら逃げ出すことには成功したが、たどり着いたのは無人島だった……と思ったら、実は……、という展開。

賛否両論ありそうな本だけれど、俺は面白いと感じた。篠田節子らしい皮肉たっぷりの文章やセリフに思わずプッと吹きだすこともあった。『仮想儀礼』を超えることはなかったけれど、充分以上に楽しめた。

蔵書決定。

馬小屋にて

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うちにある小屋。もとは馬小屋として使われていたらしい。

2014年1月28日

統合失調症の若い男性から、物音が気になると相談を受けた時の話

統合失調症の若い男性Tさんが、ちょっと深刻そうな顔をして、
「最近、聴覚過敏になってきたので、音が気にならないように薬を増やして欲しい」
と訴えてきた。聴覚過敏は統合失調症の初期症状としても、また再発再燃のサインとしても重要であるが、こういう場合にハイそうですかと薬を処方するようではいけない。

なによりもまず、どういう場面で、どういう音が気になるのかを確認しなければならない。彼の場合、家にいる時、それも夜間や早朝の薄暗い時間帯で、周りに家族がいない時に小さな物音が気になる。それ以外、例えば外出中やすぐ近くに家族がいると大して気にもしない。ははぁ、これは……。

「Tさん、けっこう臆病でしょ?」
スキンヘッドに近い坊主頭で、眉毛を剃り上げ、体格もゴツいTさん、苦笑いしながら、
「こういう風体でも、実は怖がりなんです」
と言う。
「昔の日本人は、家の中でする物音は妖怪のしわざだと言っていたんですよ。ヤナリという妖怪、家が鳴ると書くんですけどね、それが出している音だと。湿度の変化なんかで木がきしんだり、パキンと鳴ったりするんですよ。ヤナリという名前がつくくらい、けっこう多くの人が気になるものなんです」
Tさんは面白そうに、へぇ、と目を輝かせる。
「だからそれは、薬で症状を改善させないといけないようなものではないと思います。みんなも気になっている、誰でも怖いものなんです(実際に俺も一人でいると気になるし……)」
正体が分かると、それだけで気分が楽になるものだ。その証拠に、Tさんはニコニコして帰っていった。

精神科医に限ったことではないだろうが、いろいろなところから一見些細な知識(今回の件で言えば妖怪ヤナリの話)も自分の頭の引き出しに入れておくことで、ふとした時にそれが役に立つことがある。


泣き顔

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2014年1月27日

統合失調症の未告知問題

統合失調症と診断して治療しつつ、診断名を本人・家族に告げない方針をとる医師もいるが、こういう場合、その患者を長期にわたって自分自身でみるという覚悟・心構えが必要だと思う。そして、もし告知をしないまま患者を後継医師に引き継ぐ場合には、その患者への告知が「今後一生にわたって禁忌」なのか、それとも「とりあえず先送り」なのか、あるいは他に理由があるのか、その医師なりの未告知理由を書き残しておくべきだ。

先日、半年前に引き継いだ40代男性から、職場に提出する診断書を作成するよう依頼された。
「『うつ』という単語は使わないで欲しい」
と言われたことに違和感をおぼえ、カルテをじっくり見直したところ、
「本人・家族には未告知。職場に提出する書類など求められた場合、ストレス障害などが妥当と思われる」
という記載を見つけた。状態としては明らかにうつ病でもストレス障害でもないので困ってしまい、
「前の主治医から、診断名はどんな風に言われました?」
と尋ねたところ、
「対人恐怖症みたいな感じで……」
うーん、どうしよう。

結局、ストレス障害という診断書を作成して渡したのだが、心のモヤモヤが残る。俺が転勤するまでに、あるいはこの人が引越しする前に、きちんとした診断名は告げておかないといけないんじゃないだろうかと考えている。

<関連>
診断名を告げるということ
統合失調症と癌の告知
統合失調症の告知について
セカンド・オピニオン

言語発達の爆発期

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一般に2歳頃に「言語発達の爆発期」というのがあるらしい。一説によると、この時期には平均して2時間で1つの単語を覚えるという(発音できるかは別の話)。そういうわけで、昨日で1歳11か月になったサクラもよく喋るし、問いかけにもよく答える。ただ、まだいま一つ意味が分からないことが多いけれど。

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あと1ヶ月で2歳。今日はいったいどんな言葉を発して、こちらを笑わせてくれるのやら。


言語を生みだす本能
俺には難しすぎて挫折したけれど、2時間で単語一つ覚えるというのはこの本に載っていた。

2014年1月24日

買って良かった、読書灯!!

早朝(4時から6時の間)に起きて本を読むというのは、俺にとっての大切な日課だ。ところが、そのためにリビングの電気をつけると、その明かりが擦りガラス越しに寝室に漏れてしまい、それでサクラが起きてくる。上機嫌だったり不機嫌だったりさまざまだが、ただ一つ言えるのは、本など読ませてもらえないということ。

デスクスタンドを買おうとも思ったが、早朝以外に使うわけではないので普段は邪魔だ。そこであれこれ検索して見つけたのがこれ。

GENTOS LUMITZ LED USBライト ルミッツ レクタン 【明るさ 90ルーメン】

GENTOSといえば、『明るすぎる懐中電灯は周囲を暗く見せる』で紹介した懐中電灯も同じ会社のものだった。値段も2000円以下と手ごろだし、失敗しても良いかと思って買ってみた。

本体の大きさは、ガラケーを二つ重ねたくらい。それを写真のように伸ばしてスタンドにする。電源は単4電池を3本、あるいはACアダプタかUSBと選択できる。明るさは俺にとっては充分だし、光が周囲に広がりすぎることもない。これの良いところは、旅行にも持っていけるということ。旅先でも読書は欠かさないのだが、これまでの家族旅行では、部屋のトイレまで行って本を読んでいた。この読書灯があれば、子どもの寝ている隣でも本が読めそうだ。

朝活の幅が広がりそうな、素敵な逸品である。


<平成27年3月5日追記>
今なら断然こちらがお勧め。
読書灯を買いなおしたら、これが非常に良かった!!

メガネっ娘

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ママのメガネで遊ぶサクラ。

一時期はハマりにハマってやっていて、そのたびにド近眼の妻が「目が悪くなるよ!」と言って追いかけていたものだが、最近は飽きたのか、あまりメガネに興味を示さなくなった。メガネ姿も似合うサクラであった。

2014年1月23日

やがて消えゆく我が身なら

やがて消えゆく我が身なら

生物学者・池田清彦のエッセイ。

何の気なしに購入し、まったく期待せずに読み始めたのだが、これが大当たり。その時点で池田清彦ってどんな人なのだろうと思って調べてみたら、あぁ、この人はテレビで見たことあるぞ。まさかこんな面白い本を書く人だとは知らなかった。というわけで、もう2-3冊、池田清彦の本を読んでみる。

蔵書決定。

本書の中から引用したツイートを紹介。


石投げ

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石をひろって、

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ポイッ!

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石をひろって、

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ポイッ!!

2014年1月22日

心は行動に、行動は心に、互いに影響を与え合うことが分かる心理実験 『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?』

「学生時代にやりたかったこととか夢とか理想とか、そういうのができなくなったというか、萎えたというか、そういうことって先生にもありますか?」

学校を卒業したばかりの作業療法士から、こういう質問の形をした相談のようなものを受けた。表情もなんだかさえない。

「答えになっているかどうか分からないけれど」

そう前置きをして、3つの心理学実験の話をした。


一つ目。
何枚かの単語カードから2枚を選んで言葉をつくるテストを受けさせる。カードに「白髪」「しわ」「ハゲ」「入れ歯」といった老いを連想させるものを入れたグループと、全く老いを連想させるものが入っていないグループがある。さて、実験の本題はここからで、このテストが終わった後に次の実験のためと称して別の部屋に移動してもらうのだが、この時の歩行速度を計測してみると、「老い連想」グループのほうが有意に移動速度が落ちていた。

二つ目。
鉛筆を横にして歯でくわえるグループと、タバコの向きのように縦にくわえるグループに分け、それぞれに同じマンガを読ませた。横にくわえると、顔が自然と笑顔っぽくなるし、縦だとしかめっ面に近くなる。それぞれのグループに、マンガが面白かったかどうか尋ねると、横にくわえたグループのほうが面白いと答える割合が多かった。

三つ目。
ヘッドホンの品質チェックと称してラジオの論説番組を聞かせる。その時に、音の歪みをチェックするためという名目で、首を縦に振るグループと横に振るグループに分けた。終了後に、さっきの論説を支持するかと問われると、縦振りグループのほうが支持するという回答が多かった。


「さて、つまりどういうことかというと、一つ目の実験から分かるように、人は連想したものや考えたことに行動がつられてしまうし、二つ目、三つ目の結果から分かるように、鉛筆をくわえるとか首を振るとかいう些細な行動でさえ、その人の考え方に影響を与えるんだ。もし君が、学生時代に比べて老けたなぁとかエネルギーが減ったなぁとか考えているとしたら、その考えに行動が引っぱられてしまうし、今度はその行動が考え方に影響を与えてネガティブ思考になり……、どんどん悪循環に陥ってしまうってこと。そしてそれは、もちろん逆のことも言えるんだよ」

そっかぁ、と言った彼女は、ちょっとだけ明るくなったように見えた。


ちなみに、この実験が紹介されていたのはこの本。レビューの高さから分かるように、非常に面白いのでお勧め。

転んでも

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転んでも、

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泣かない。

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転んでも、

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元気。

2014年1月21日

思春期外来面接のすすめかた

思春期外来面接のすすめかた

通読できる精神科の本。

俺が住んでいるへき地の患者は病院を選ぶどころか、精神科医の選択肢が俺一人という状況であり、逆に俺の立場からすれば好むと好まざるとに関わらず高齢者から中学生までをみないといけない。患者の多くは中高年で、診療もそれなりに経験が積めていると思うけれど、子どもの患者は非常に少なく、実症例からの経験だけではなんとも心もとない。そうかといって、分厚い本を何冊も読んでいく余裕はない。

そういう俺にとって非常に参考になった良書。

イタズラ

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「今日は、どんなイタズラをしようかなぁ」

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小石を手にするサクラと、向こうで心配げに見守る太郎。

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「ヒャッハーッ!!」

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コラコラコラコラ! 入れない入れない!!

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ミッション・イタズラ・コンプリート。

2014年1月20日

ワールド・ウォーZ

ワールド・ウォーZ
原作と違い過ぎて、よくまぁ原作者のマックス・ブルックスがこれで良しとしたなと疑問符がついた……。ゾンビ映画と言って良いのかどうかもよく分からない。

感染して十数秒で発病するような病気、それもこんなに恐ろしい症状の出るものが、ここまで世界的に流行することはまずありえない。交通手段の進歩で世界が狭くなったとはいえ、潜伏期がわずか10秒程度の重篤な病気なんて、一部地域で猛威をふるって、そこに住む人がすべて感染したら終わりだ。

「ゆっくり動くゾンビなんて怖くない、楽勝だ。あんなものが世界的な脅威になることなどありえない」
という意見を持つ人が多いが、それは違う。もし現実に日本でゾンビが発生した時のことを考えてみよう。あなたの目の前には、変な動きをしている男がいるとする。実はゾンビなのだけれど、まだ世界的にパニックになる前で情報もほとんどない。彼があなたに抱きついてきたら、
「え? ちょ……、ちょっと……、やめてください」
くらいの感じで引き離そうとするだろう。そこで噛まれてしまえば、はい、あなたも感染者。

それでゾンビ化した人が増えて問題になりだした場合、北朝鮮ならまだしも、先進国でいきなり彼らを抹殺という話にはならない。まず治療法を探そうとする。そのためにゾンビ化した人を捕獲して、隔離拘束しようとするんだけれど、その過程で従事者の何人かが噛まれるなどして感染する。そんなマヌケなことがあるはずない? 全国の病院で、年間に針刺し事故がどれくらいあるだろう。患者に殴られる看護師も少なくない。不運な事故というのはそういうものなのだ。

こうしてある程度パニックが進行した段階に至って初めて、人々は「生きるためには殺るしかない」という意識に目覚めるだろう。ゾンビ映画というのは、たいていパニック発生後を描いているが、最初の段階というのはこうやって広まっていくものなのだ。ゾンビの頭に躊躇なく斧やナタを振るえるようになるまでには、乗り越えないといけない心理的・社会的なステップが結構あるということだ。

そういう段階では、ゾンビもかなりの数になっている。頭に斧を振り下ろせば退治できても、あなた斧を一日に何回振る自信がありますか? 100回? 起きている時間が18時間として、1時間に6回くらいならいけるかな。1000回だったら? 1時間に60回、それも18時間もぶっ通しで斧振れる? 

疲れたら逃げるという選択肢もある? そりゃその場は逃げきれるだろう。でもゾンビはあのゆっくりした動きで、数千人、数万人、数十万人がぞろぞろやって来るわけで、しかも昼夜を問わない。マラソン選手なみの人が3時間走って逃げて引き離しても、ゾンビは24時間休まず歩いて追いかけてくるんだよ。それで逃げ切れるなんて考えるほうがおかしいでしょ。

いやー、久しぶりにゾンビについて熱く考え語ってしまった。改めて、ゾンビの怖さとは何なのかを明らかにしておこう。

ゾンビとは、数の暴力なのである。


ちなみに、ゾンビファンにとっては原作がかなりお勧め。
WORLD WAR Z 上

見つめる先に

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「あっち、ほら、カメラ!」 みたいな(笑)

2014年1月17日

HTLV-1関連ミエロパチーにビタミンB1が著効したケース

HTLV-1関連ミエロパチー(略称HAM)という病気がある。HTLV-1とは、主に母乳を介して感染するウイルスで、HAMはキャリアの2%程度に起こると言われる慢性の脊髄炎である。多くは中年以降に、歩行障害か排尿障害(頻尿、排尿困難)で発症する。運動障害、排尿障害の他に、足底のジンジン感などの感覚鈍麻があり、これは徐々に体の上の方まで進行することがある。

さて、ここからは症例の話である。ある60代の統合失調症男性が徐々に歩けなくなり、採血や髄液検査の結果、このHAMであると診断された。ついに家の中でも這って移動する状態となって施設に入所した。感覚異常は上肢にも広がり、この数年間は会うたびに「手が痛い、痺れる」と訴えていた。

そんなある日、ネットを見ているとHAMに対してビタミンB1が治療効果を持つことが分かったというニュースがあった。ビタミンB1なら飲んで副作用が出ることもないだろうし、ものは試しということでノイロビタンというビタミン薬を処方してみた。これはビタミンB1、B2、B6、B12の合剤で、本当はビタミンB1だけを含むアリナミン(市販のアリナミンとは大違いなので注意)という薬でよかったのだが、残念ながら当院での採用はなかった。

それから2ヶ月後、なんと患者は施設で立って着替えることができるようになり、手の痺れや痛みの訴えもピタリとやんだ。これには非常に驚いた。まさにビタミンB1が著効した症例である。


<参考>
神経難病HAMの新しい治療法としてのプロスルチアミン療法

サクラと装甲車

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今度は装甲車に乗車。

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日本を守る男たち。

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そして、日の丸。