先日、カルテに、
「上記の内容を、あれこれ言葉をかえながら時間をかけて説明したが、理解力乏しく伝わらない」
と書きかけて、末尾を「伝えきれなかった」に訂正した。
相手の理解力の問題で伝わらないのではなく、こちらの伝達力のせいでうまく伝えきれない。
そう考える癖をつけないと、この先ずっと「伝わらない」ままだろう。
日常生活では、5歳の長女と3歳の次女に同じことを伝えるのにも、それぞれに合わせて言葉や口調を変えている。同じ家で生活し、たった2歳しか違わない娘二人に対しても説明のしかたは変わるのだから、異なる生活基盤、幅広い年齢を相手にした診療で、伝わるように工夫を重ね努力するのは当然のことだ。
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