2017年3月7日

司馬遼太郎による新選組短編集 『新選組血風録』


『壬生義士伝』の著者・浅田次郎のおかげで(せいで?)、新選組への毛嫌いや食わず嫌いがなおった。しかし、こうなると他の新選組関係の本も読みたくなってしまうのが、俺の読書パターン。そこで、ひとまず安定の(?)司馬遼太郎、それも短編集を読むことにした。内容は、さすが司馬遼太郎、という感じ。ポイントをはずさず飽きさせず、史実と小説を巧みに混ぜ合わせて、面白い読み物に仕上がっている。若者たちの不器用さにクスッと笑えてしまうような場面もあるが、舞台は幕末、新選組、ということで、どの短編でも誰かが死ぬ。悲壮な時代だったということがじわじわ伝わってくる。

新選組についてあれこれ言うほどの知識はないが、きっと人それぞれで好みの人物が違うだろうと思う。俺はというと、実直そうな近藤勇も、飄々とした沖田総司も好きになれず、やたら目端の鋭い土方歳三に魅力を感じる。近藤勇のような上司のもとで、土方歳三のような役割を果たせたらカッコ良いなぁ、なんて憧れてしまうのだ。


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