2016年5月2日

あなたが強みを活かせる仕事を苦手な人がいて、逆に、あなたが嫌いな仕事を好きな人がいる 『最高の成果を生み出す6つのステッブ』


本書の内容を単純にまとめるなら、

「自らの弱点を補強したり矯正したりするのではなく、ひたすら強みを活かすことに目を向けなさい」

ということ。こう書くとありきたりだが、中身はすごく実践的で、一つ一つに説得力があって、やってみようという気持ちにもなった。

著者は冒頭で、一章読んだら1週間かけて実践し、それから次の章を読むように、と指導している。合計で6週間。これを真面目にやれる人なら、きっと大成功するのだろう。俺は2日で読んでしまった……。

強みを活かすのは良いとして、弱みの部分はどうするか。著者の書いていることでナルホドと思ったのは、

「あなたが強みを活かせる仕事を苦手な人がいて、逆に、あなたが嫌いな仕事を好きな人がいる」

というもの。

そういえば、学生時代にやったレンタルビデオのアルバイトではクレーム処理が好きで、ワクワクしながら臨機応変さを楽しんでいた。バイト仲間には、クレームの処理なんて絶対にしたくないという人もいたが、彼はマニュアルに沿うことにかけては不満もないようで、正確さには定評があった。また、俺はお金の計算なんて面倒くさくてイヤだが、帳簿の世界に生きがいを感じる人だって多い。

こうやって自分の強みを活かしつつ、チームのメンバーと弱みを補い合えば、組織としての活力、生産性はアップする。自分自身のステップアップを考えている人には、すごく役に立つ本だと思う。

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