2016年1月10日

医療とインチキ

医療では、医師が何をしたと考えるかではなく、患者が何をしてもらったと感じるかが大切になる(非同意入院などの例外はある)。
両者の感覚がズレて、特に医師の自己評価のほうが高い場合、その治療を受ける患者はつらい。

「医師が何をしたと考えているか」と「患者が何をしてもらったと感じているか」の間にできる溝や隙間に、さまざまなインチキがはびこる。

インチキを責める医師は、時々立ち止まって、溝や隙間を埋めることにも意識を向けなければいけない。ゴキブリ対策と似たようなものである。そして、ゴキブリのようなものだから、根絶は無理でもあるのだ(笑)

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