2013年3月31日

コレクション

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「普通の酒好きにはね、酒のコレクションなんてできないんだよ」
「そうなの?」
「そりゃそうさ、だって飲んでしまうからね」
「ふふふ、じゃあ、飲まないお酒をこんなに集めているあなたは?」
「本当の酒好きさ」
「ふぅん、あっ……、もう、ちょっと気が早くなくて?」
「ああ、ごめん、気が急いちゃってね」
「もう、困った女好きさんね」
「いや……、僕は……、本当の女好きさ」

男は女の首筋にそっと、注射器の針を近づけた。

サクラ、姫姿で餅踏み

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小さなわらじを履いて。

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不安からか泣いちゃった(笑)

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落ち着いたところで改めて。

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この日は誕生日&ひな祭り会で、参加者がこんなものを作ってくれた。
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2013年3月30日

サクラの脳波

うちの病院で、サクラの脳波をとった。

仕事柄、けいれん発作を起こした大人の脳波を読むのは俺の担当だ。しかし、子どもの脳波は小児科が担当するので、1歳の脳波をみるのは初めてだ。

子どもの脳波というのは、大人と違って読みにくい。というより、大人で言えば異常と判定しそうな脳波でも、赤ちゃんだとそれが正常のようなものである。まだまだ脳ができあがっていないからだろう。

そんな未熟な脳波を読みながら、思った。


脳波でさえも、愛おしい。



そんな話を妻にしたところ、
「えーっ!」
と笑っていた。そこで、
「脳波だと実感できないかもしれないけれど、もしレントゲンだったらどう? その写真は可愛いと感じるんじゃない? ぷにぷに感が伝わってきてさ(笑)」
と聞いてみると、
「あー、確かに」
と納得の様子。


だって、お腹の中にいるエコー写真の時から可愛かったじゃん。
脳波だってレントゲンだって、そりゃ可愛いさ。

3月2日 誕生日&ひなまつり会

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これだけでも十分に可愛い。

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俺の母から贈ってもらったちゃんちゃんこを着せてみたら、なお一層かわいくなった。

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今度は出窓に乗って撮影。落ちないよう、妻と細心の注意を払いつつ。

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手前の官女が……、

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クルリ!!

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嬉しそう。

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官女A「遅れてすいませーん!!」
お雛様・官女BC「……(またあの子、遅刻よ……、無視!)」
お内裏様「(……この空気、こぇぇ……)」
そんな場面に見える(笑)

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2013年3月29日

泣き声の種類

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泣いて、ブチャイクになってます(笑)

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3月24日から25日にかけて東京の病院に一泊入院したサクラ。付き添いができず、初めての一人ぼっちでとっても寂しく不安だったと思う。

26日に島に戻ってきた日の夜のこと。サクラの夜泣きは、これまで聞いたことのないような、不安そうで怖そうで怯えていて、寂しそうで辛そうな声だった。それは充分すぎるほどに俺に伝わり、何度となく、
「大丈夫だよ、大丈夫だよ、パパもいるよ、ママもいるよ」
と声をかけ、撫で、抱き、妻と挟み込み、妻がオッパイをあげ、時間をかけてようやく寝たかと思ったら、またしばらくして飛び起きて同じように哀しい声で泣き出すことを繰り返した。

サクラの泣き声、泣きかたには大きく分けて3種類あった。痛み泣き、甘え泣き、嘘泣き。転んで頭を打ったりして痛い時には痛み泣き、本当にかまって欲しい時には甘え泣き、こちらを振り向かせたいだけの時には嘘泣き。痛み泣きはともかくとして、甘え泣きで涙をこぼすことはそう多くないし、嘘泣きの場合はこちらが振り向いてみるとピタリと泣きやんで微笑むし涙一粒さえない。

どの泣き声も、痛み泣きさえも、父親からしてみると耳に心地よかった。痛いということは、何かをやろうとした結果、失敗して痛い目に遭って一つ学んだということだし、甘えるために泣いてくれるなんて親の本望だし、嘘泣きは可愛らしくて仕方がない。

今回、初めて聞いた泣き声は、辛い泣きといったところか。これは聞いているこちらも辛かった。こんな泣き方をしないといけないような状況は全力で排除してあげたいと、強くそう思わせる声だった。

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ちなみに写真は甘え泣き。この時は、相当に甘えたかったみたいで、泣いているうちに涙が(笑)

2013年3月28日

サクラの姫姿(2)

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写っているテントはIKEAのもの。
CIRKUSTÄLT 子供用テント
サクラはかなり気に入っている様子で、追いかけっこをするとすぐこの中に逃げ込む。彼女にとって、ちょっとした安全地帯という感覚になっているようだ。

2013年3月27日

サクラの姫姿(1)

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じゃじゃ馬姫(笑)

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平成25年3月2日撮影。

日本赤十字社医療センター(渋谷)の皆さま、ありがとうございました

無事に妻子が帰ってきました。

妻によると、救急外来の看護師さんの対応はもの凄く優しかったし、6B病棟の看護師さんたちも親切だったし、主治医をしてくださった宇佐美先生という若い女医さんも丁寧で信頼できる人だったとのことです。

慣れない土地での娘の病気だったので、皆さんの真摯な優しさ温かさが凄く安心感につながったようです。

近いうちに、お礼のお手紙と、島の特産物(お菓子)などお贈りしようかと考えていますが、病棟宛てだと看護師さんは患者から金品を受け取ってはいけないという決まりがあるでしょうから、主治医をしてくださった宇佐美先生宛てに、医師同士のやり取りということで発送します。病棟で召し上がってください。

このブログをご覧の方で、日本赤十字医療センター勤務の方がいらっしゃったら、あなたがたの素晴らしい仕事ぶりに揺るぎない誇りを持ってください。また、勤務している人をご存知の方は、この妻の感想をぜひ伝えてあげてください。

2013年3月26日

松山千春の『恋』を、親心な替え歌にしてみた

育てることに疲れたみたい 嫌いになったわけじゃない
部屋の掃除はやっておくわ ご飯はいつもの冷蔵庫の中
きっとあなたはいつものことと 笑いとばすにちがいない
だけど今度は本気みたい あなたの顔はちらつくけれど
子どもはいつも 待たせるだけで 親はいつも 待ちくたびれて
それでもいいとなぐさめていた それでも親は親

多分あなたはいつもの店で 酒を飲んで記憶なくして
洗濯物は机の上に 短い手紙そえておくわ
今度生まれてくるとしたなら やっぱりあなたの親でいたい
だけど同じヘマを許して あなたと一緒につまずきたいわ
子どもはいつも 待たせるだけで 親はいつも 待ちくたびれて
それでもいいとなぐさめていた それでも親は親

子どもはいつも 待たせるだけで 親はいつも 待ちくたびれて
それでもいいとなぐさめている それでも親は親

やっぱり親は親
こんな与太を思いついたのには訳がある。

サクラがけいれんを起こした一昨夜、母にメールをしておいた。翌朝、母から電話があり、真っ先にサクラのけいれんが大丈夫なのかという心配をしてくれた。検査の結果は心配ないことなどを伝えると、いくぶん安心したようだった。それで話は終わりかと思っていたが、ちょっと不安げな声で、
「あんたは大丈夫ね?」
と聞かれた。実は俺も体調を崩しており、昨夜のメールの最後に、俺も風邪でダウンしているということを書いておいたのだ。その母の声を聞いた時に、ふと、そして、ハッと、思い出して胸にしみた。この人は、サクラの大切なおばあちゃんだけれど、それよりもっと長年月を経た俺の大事な母なのだ。というより、俺は彼女にとってかけがえのない大切な息子なのだ。

母はこう言った。
「何歳になっても、親って卒業できないんだねぇ。孫は孫で、増えれば増えるほど嬉しいけれど心配事も増えていく。子どもはもう増えないけれど、心配事が尽きないよ」
その母の言葉に、俺はサクラに対する自分自身の想いを重ねた。

きっとサクラが何歳になっても、サクラに子どもが何人できても、俺が「おじいちゃん」と呼ばれるようになっても、俺はサクラを心配し続けるだろう。見守り続けるだろう。愛し続けるだろう。そしてやっぱり、母と同じことを言うのだろう。
「俺はじじいで君はオバサンだけど、やっぱり君のことが心配だよ」

親バカと言われても良い、マザコンと笑われても良い、親離れできていないと揶揄されても良い、子離れできていないと批難されても良い。誰が何と言おうとも、俺にとって母は一人しかいないし、母にとっても俺は大切な子どもなのだ。虐待やネグレクトが問題となる世の中で、
「俺は親にとって大切な子どもだ!」
と胸を張って言えることの、なんと素晴らしいことか。

だから、こんな与太歌を思いついたのだ。

「それでも親は親、やっぱり親は親」

自分が親になってみて、子どもを心配して夜も眠れない日を過ごし、こんな歳になっても風邪を心配されることのありがたさを感じて、素直に、そして自然にこう思った。

お母さん、ありがとう。


このエッセイを、世の中の、我が子を愛するあらゆる世代の全ての母親・父親に捧げます。

サクラの入院、無事に退院できました

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けいれん発作で入院した日赤医療センターにて。泣き顔なのかな? せめて一緒にいれば、こちらの気持ちも違うんだろうけれど……。
赤ちゃんへの点滴は研修医時代に見慣れた光景だけど、我が子となるとまったく、そう、本当に全然違って見える。親になるということは、あらゆることにおいて、「親である」というメガネをかけることなのかもしれない。

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その後は疲れたのか、よく寝たみたい。

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そして退院。確かにこのベッドでは付き添い寝が不可能か。


日赤医療センターの先生からの説明では、胃腸炎からの可能性が高いとのこと。何でも拾って口に入れる年ごろだし、そうじゃなくても俺や妻が嘔吐下痢などしている時には細心の注意を払わなければいけないな。

一安心ということで、写真のアップを再開。まずは入退院の写真から。

2013年3月25日

サクラ、二度目のけいれん

妻とサクラは、現在東京にいる。妻の従兄の結婚式が軽井沢であり参加したのだ。それから東京のホテルに戻って、着いたとたんにけいれんを起こしたらしい。妻から電話をもらって一瞬だけ動揺してしまった。

土地勘のない東京でのことで、救急車を要請することになった。何件か受け入れ不可能と言われたあと(これをたらい回しとは、同じ医療者として表現したくない)、渋谷にある日赤医療センターが受け入れてくださった。

採血、便検査、点滴を行なったのだが、その最中にまたけいれんを起こしたそうで、入院することになった。電話口の向こうでは、サクラは元気に泣いていたのでそこまで心配はしていない。今回もまた下痢しているようで、もしかしたら下痢によるけいれんなのかもしれない。後輩小児科医にも相談したが、こういう時に医師は電話やメールで軽々しく診断を告げたりはしないもので、後輩の口ぶりも慎重だった。一般人からしたらズバッと何か言って欲しいものなのかもしれないが、同業者としてはその態度が逆に頼もく感じるものだ。

島に戻ってきたら、何はともあれ脳波検査をする予定。脳波は小児科の先生が見てくださるだろうが、俺も読めるので、きっと穴が開くほど見ることだろう。逆に些細な変化なんかにも気を取られて深読みし過ぎになってしまうかもしれない。医師の不文律に「身内の診療はしない」というのがあるが、それはつまりこういう「目が曇る」ことを避けるためだろう。そうは言っても、娘の脳波をただ人任せにはしておけないので、たとえ曇った目であったとしても、父親として見てあげたい。

東京からは明日帰ってくる予定。安心感が戻ってくるまで、またしばらくサクラの写真アップを中断する。

サクラの写真を楽しみにしてくださっている皆さん、俺の不安が治まるまでしばしお待ちください。

誕生日会の準備(3月1日撮影)

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妻が張り切って飾りつけ。

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完成!! 吹き抜けで天井が高いのでさまになっているような気がする。普段はエアコンが効かなくて嫌な吹き抜け構造だけど、この時ばかりは良い感じだと思った。

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正面から。

2013年3月24日

トリガーポイント注射

先日、トリガーポイント注射というのを初めて知った。

腰痛などにかなり有効みたいだ。最近開業した整形外科で注射を行なっているらしく、近所の老健施設では、腰痛で動けなかった高齢者たちが次々と歩けるようになっているらしい。施設職員はこう語る。

「あの先生のことは、開業する前から人間的に大嫌いでした。でも、開業したら多少は人当たりが良くなりましたね。まぁ商売だからそんなもんでしょう。勤務医の時にはほとんど注射を打たなかったけれど、開業してからは注射をどんどん打つようになって、それもまぁ商売で、儲かるんでしょうよ。ただね、それがまたよく効くもんで、次から次へと入所者さんを連れて行っているんですよ。昨日まで寝たきりだった人が、ひょっこひょっこ歩くようになっているんですよ。先生の患者さんでも、腰痛い人がいたら紹介したら良いですよ」

俺は思わず尋ねてしまった。

「宣伝料、いくらもらってるんです!?(笑)」


もらっていないらしい(当たり前か)。


<参考>
トリガーポイント注射

よちよち歩きの練習中

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転ぶ瞬間(笑)

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サクラ関連でいろいろな買い物をしてきた中で、買って良かったと思える商品の上位ランク。

くまのプーさん おしゃべりウォーカーライダー
これは商品写真がちょっとまずい。写真うつりの問題だろうが、買う時に迷ったのは、
「値段相応というか、なんかチープだなぁ。プーさんも要らないし……」
と思ったから。

ところが実際に届いてみると、全然チープじゃない。

色は結構クラシックというか、落ち着いた感じ。いかにも子どものオモチャというような派手な色合いではなく、シンプルな部屋作りを心がけている家庭で置いてもそう違和感はないはず。

チープさを助長していると感じたプーさんは簡単に取り外し可能。これは取り外したほうが見た目にもスッキリするが、外すことでそれ以上の利点がある。付けたままだと、プーさんとハンドルの高さが同じくらいになるので、これを使って歩く時に、片方の手がハンドルではなくプーさんを掴むことがある。右手はハンドル、左手は真ん中のプーさんみたいに。そうすると、バランスが上手くとれないので、見ていてちょっと怖い。プーさんを外すことで、両手が自然と一番高い位置にあるハンドルに向かうようになる。慣れるまでは外しておいた方が安心して見ていられると思う。

また、車輪は全周にゴムがあてられていて、フローリングを傷つけないようにできている。細かい点ではあるが、こういう配慮は賃貸マンションや借家暮らしには嬉しい。

他の方も書いていらっしゃるが、子どもが体重をかけるには少し軽いので、荷物入れのところに何か入れておくと安定する。うちの場合、米を二重袋にして入れています(笑)

車輪の回転しやすさも調整できる。ヨチヨチの時にはつい前のめりになるものだが、回転を固めにすればブレーキがかかり安心。ただし、このブレーキはわりとすぐに緩むので時どき絞ってあげないといけない。ハンドルもウォーカーモード(押し車)の時には固定されるので安心。

といった具合に、設計にかなりパパママ目線での「安心」を意識してあるところが好印象。


写っているテントはIKEAのもの。
CIRKUSTÄLT 子供用テント
サクラはかなり気に入っている様子で、追いかけっこをするとすぐこの中に逃げ込む。彼女にとって、ちょっとした安全地帯という感覚になっているようだ。

2013年3月23日

逆さまなんだよなぁ

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水、飲めてる?(笑)

ママはカメラマン

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サクラを撮るためなら、こんな姿勢も(笑)