2013年11月29日

鷲の驕り

鷲の驕り
特許を題材にした国際経済小説。舞台は1990年後半で経済小説として読むにはやや古い気もするが、全体を通してみるとそこまで古臭さを感じないのは、さすが評判が高いだけのことはある。前半やや退屈なのかと思わせつつ、少し読み進めればどんどん面白くなり、終盤ではそれぞれの思惑が1ヶ所に集まってちょっとしたスパイ小説という感じになる。苦手な群像劇ではあったが違和感なく楽しめた。
こういうのが好きな人にはお勧めだが、経済小説なんか読む気もしないという人には退屈かもしれない。
とはいえ図書館寄贈。

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