2012年11月14日

盲人用信号機について、再び

以前、盲人用信号機についてのエントリでも書いたように、盲人用信号機は音楽より鳴き交わし式のほうが、視覚障害者にとって進行方向が判断しやすい。

先日、福岡のあるスクランブル交差点でこの鳴き交わし式が採用されていたのだが、「ピヨ」と「カッコウ」が同時に鳴っていた。ただ鳴らせば良いというものではない。せめて、4ヶ所が重ならないよう交互に鳴けば、それぞれの点が線となって進行方向の判断につながるのだが……。なぜ鳴らすのか、そして鳴らした結果、誰がどういうふうにそれを利用するのか、そこまで考えれば同時に「ピヨ」と「カッコウ」を同時に鳴らすなんてバカバカしいシステムにはならないだろう。

こういう視点というのは、なかなか浸透しないものだね。

<関連>
盲人用信号機について

※正式には「音響信号機」という。
音響信号機に関するQ&A - 警察庁(PDF)

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