2012年5月23日

あやかし

あやかし (上) 
長かった……。序盤から中盤まで非常に面白かったのだが、後半ちょっと間延びした感は否めない。また、視点がめまぐるしく動くので、ちょっとした視点酔いとでもいうような状態になる。「あれ、これは誰視点なの?」みたいな。ほぼ全てを主人公・青垣視点にしても良かったんじゃないかとも思えるのだが……。

それはともかくとして、この主人公・青垣がかっこいい。冷静な判断力とやたら座った肝っ玉、そして急場で見せる茶目っけ。こういう人がリーダーにいると、周りは相当安心できそうな気がする。

内容は、いわゆる伝奇小説。俺は結構そういうのが好きなので楽しめたが、興味がない人にはつまらないかもしれない。高橋克彦作品を5冊追加購入してしまった……。

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